50代派遣の現実

50代の派遣はみじめ?実際に働いて感じた本音

ジムや人間関係で劣等感を抱く50代派遣男性と、楽しそうに食事をする同年代の対比。「50代の派遣はみじめ?」という悩みを表したアイキャッチ画像。

50代で派遣として働いていると、
ふとした瞬間に「自分はみじめなのではないか」と感じることがあります。

同年代は役職に就き、家庭を持ち、安定した収入を得ている。
一方で私は年収130万円の派遣社員。

普通に働いているだけなのに、
人と比べた瞬間に心が沈む。

この記事では、実際に50代派遣として働く私が感じた
劣等感、後悔、そして本音を正直に書きます。

同じように苦しんでいる方の参考になれば幸いです。

比べた瞬間に苦しくなる年齢

56歳といえば、世間一般では会社の中核です。
役職でいえば部長クラス、年収は700万円前後あっても珍しくありません。

一方の私は年収130万円ほど。
短期派遣を繰り返しながら生活しています。

生活ができないわけではありません。
ただ、同年代と自分を比べた瞬間に、胸の奥が重くなります。

その気持ちを一番強く感じるのが、ジムです。

ジムで見る「もう一つの50代」

私は筋トレが好きでジムへ通っています。
そこにいる同年代の方の多くは会社経営者や役職者です。

平日の昼間から来られる時間の余裕。
整った服装。
迷いなく購入するサプリメント。

私とは真逆の世界です。

私は値札を見て、一度手に取って戻すことがあります。
その瞬間、現実を突きつけられます。

社交的だからこそつらい

ありがたいことに、私は人と仲良くなるのが得意です。
ジムでも自然と会話が増え、よく食事に誘われます。

本当は行きたい。
皆で食べながら話したい。

ですが断ります。

理由は単純です。
お金がないからです。

働いている方からすれば5,000円は大した額ではないかもしれません。
しかし今の私には躊躇する金額です。

仲の良い方には現状を話していますが、
「そんなに困っているように見えない」と言われます。

信じてもらえないのも、またつらい。
情けない気持ちになります。

派遣先では安心する自分がいる

ところが派遣の職場へ行くと、少し気が楽になります。
同じような境遇の方が多いからです。

収入が安定しない人
次の仕事を探している人
将来に不安を抱えている人

社会では言いづらい現実を、共有できる場所です。
世間では肩身が狭くても、ここでは普通でいられます。

35歳の頃の恋愛と後悔

35歳のとき、20歳の女性と4年間付き合っていました。
当時も私は派遣社員でした。

彼女は結婚願望が強く、真剣に将来を考えてくれていました。
しかし派遣という立場が壁になります。

彼女は両親に紹介できず悩んでいました。
母親には、私が正社員だと嘘をついていたそうです。

やがて彼女は私に見切りをつけ、別の人と交際しました。

当然です。
自業自得です。

あのとき、安定した仕事をしていれば
結果は違ったのかもしれません。

この年齢になっても、ふと思い出します。

安定している人たちを見て思うこと

派遣先の工場には正社員の方がいます。
給料は決して高くないそうです。

それでも結婚し、子供がいて、生活がある。
ボーナスもある。

「安定」があるからです。

派遣にはそれがありません。
同じ場所で働いていても、立っている地面が違うと感じます。

派遣はみじめなのか

では、50代の派遣はみじめなのでしょうか。

働いているときはそうでもありません。
決められた仕事をこなすだけ。
責任も限定的で精神的には楽です。

みじめに感じるのは社会に戻った瞬間です。

同年代と並んだとき
将来を考えたとき
人間関係の選択肢が狭まったとき

そのとき、現実を痛感します。

それでも生きていくしかない

私は自分の面倒を見るだけの収入すら満足に稼げていません。
ダメな男だと思うこともあります。

ただ、止まるわけにもいきません。
仕事を探し、働き、生活する。

特別な人生ではなくても
続けるしかありません。

同じ立場の方へ

もし今、
50代で派遣として働きながら
周囲と比べて苦しくなっているなら

その感覚は自然です。

努力が足りないわけでも
怠けているわけでもありません。

ただ人生の流れが違っただけです。

私もまだ答えは出ていません。
それでも今日も、できることをやるだけです。

同じように悩んでいる人が、どこかにいる。
そう思うと少しだけ楽になります。

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