
50代になってから、工場や倉庫の仕事が急にきつく感じるようになった――
そんな感覚はありませんか?
20代・30代の頃は一晩寝れば回復していた疲れが残る。
肩・腰・膝・手首が痛い。
立ちっぱなしがつらい。
そして「もう続けられないかもしれない」と感じ始める。
実際、50代の派遣現場では
体力の問題で退職する人が最も多い理由の一つです。
しかし、多くの人が誤解しています。
辞める人の原因は「年齢」ではなく
体の使い方・回復方法・準備不足です。
同じ50代でも
・長く続く人
・すぐ限界が来る人
には明確な違いがあります。
私自身もライン作業で肩・腰・手首を痛め、
「これは無理かもしれない」と思った経験があります。
ですが、対策を知ってからは負担が大きく減りました。
この記事では
- なぜ50代で急に体力が落ちたと感じるのか
- 辞める前にできる対処法
- 現場で本当に効果があった改善策
を、実体験ベースで解説します。
辞めるか悩む前に、まず読んでみてください。
体の使い方を変えるだけで、仕事の楽さは大きく変わります。
はじめに
50代で工場・倉庫の仕事を始める、または続けていると
「急に体がついてこない」
と感じる瞬間が増えます。
20代
→ 一晩寝れば回復
30代
→ 少し疲れるが問題なし
40代
→ 明らかに体力差が出る
50代
→ 寝ても疲れが抜けない
これは気のせいではありません。
回復力そのものが落ちているからです。
私自身、酒工場・倉庫・キッティング作業などを経験しましたが、
筋トレをしている状態でも
- 肩
- 手首
- 腰
- 膝
を痛めました。
つまり
体力の問題ではなく「体の使い方」と「回復の仕組み」の問題です。
なぜ50代は急にきつくなるのか
年代別の体の変化(図1)
回復力
20代 ██████████
30代 ████████
40代 █████
50代 ███
60代 ██
筋力より先に落ちるのは
👉 疲労耐性(回復能力)
睡眠の質の低下
50代になると
- 2〜3時間おきに目が覚める
- 朝の目覚めが悪い
- 寝ても疲れが残る
つまり
疲労が蓄積したまま働いている状態になります。
工場作業が体を壊す理由
工場は「重労働」ではありません。
しかし
同じ部位への反復負担が最大の敵です。
例:酒工場ライン作業
一升瓶6本入りケースをレーンへ流す
→ 約4時間繰り返し
負担部位:
| 部位 | 原因 |
|---|---|
| 肩 | 持ち上げ動作 |
| 肘 | 支え動作 |
| 手首 | 回転動作 |
| 腰 | 前傾姿勢 |
| 膝 | 立ちっぱなし |
| 足裏 | 安全靴 |
筋トレしていても痛めます。
ライン作業のダメージ(図2)
筋肉ダメージ ■■■
関節ダメージ ■■■■■■■■
→ 関節の方が壊れる
関節は治りません。
腱鞘炎や親指の怪我は一年経っても痛みが残ります。
安全靴の落とし穴
最も危険なのは
頑張ること
NG動作
- 力んで持つ
- 腰で上げる
- 速くやろうとする
- 休憩しない
これで
👉 ギックリ腰 → 退職
を現場で何人も見ました。
持ち方の基本
- 力を入れない
- 支えるだけ
- 腕ではなく体で受ける
重い物の上げ方
| 悪い | 良い |
|---|---|
| 腰を曲げる | 膝を曲げる |
| 腕で持つ | 足で持つ |
| 速く | 一定速度 |

呼吸で疲労が変わる
呼吸が浅いと猫背になり疲労が増えます。
回復呼吸(休憩時)
- 鼻から大きく吸う(腹を膨らます)
- 口から長く吐く
- 5回繰り返す
これだけで心拍が下がります。
休憩の使い方
スマホを見る
→ 回復しません
目を閉じる
→ 回復します
可能なら仮眠
酒工場では畳で寝ている人がいましたが
理にかなっています。
参考:
https://www.cdc.gov/sleep/about_sleep/how_much_sleep.html
筋トレは必要か?
結論
👉 必須です
下半身を鍛えると体力が一気に変わる
筋トレをする場合、上半身よりも下半身を中心に行う方が効果的です。
なぜなら、人間の筋肉の約70%は臍から下に集中しているからです。
つまり腕や胸を鍛えるより、脚を鍛えた方が
・疲れにくくなる
・持久力が上がる
・腰痛予防になる
・回復力が上がる
といった「仕事に直結する体力」がつきます。
工場作業で辛いのは腕の疲れではなく
立ちっぱなし・持ち上げ動作・移動による全身疲労です。
その負担を支えているのが下半身です。

左:悪いフォーム
見出し
悪いフォーム
説明
・前傾しすぎ
・膝が前に出すぎる
・腰を痛めやすい
右:良いフォーム
見出し
良いフォーム
説明
・背筋をまっすぐ保つ
・膝とつま先の向きを揃える
・お尻を後ろに引いてしゃがむ
おすすめ種目:バーベルスクワット
最も効率が良いトレーニングは
バーベルスクワットです。
スクワットは脚だけの運動と思われがちですが、実際には
・太もも
・お尻
・背中
・体幹
・心肺機能
まで同時に鍛えられる全身運動です。
特に50代では心肺機能が落ちているため、
スクワットを続けると「息切れしにくくなる」という効果を実感しやすいです。
工場・倉庫作業での
・しゃがむ
・持ち上げる
・歩く
・長時間立つ
これらの動作はすべてスクワットの動きに含まれています。
つまりスクワットは仕事の予行練習でもあります。
ポイント:回数より継続
最初は10回×2セットでも十分です。
大切なのは重さではなく「続けること」。
50代は筋肉を増やすというより
関節を守る筋肉を作ることが目的です。
下半身を鍛えるだけで、
仕事後の疲労感が明らかに軽くなります。
40代から
筋トレしている人としていない人の差が急激に広がります。
| 項目 | 筋トレなし | 筋トレあり |
|---|---|---|
| 見た目 | 老ける | 若く見える |
| 疲労 | 残る | 回復早い |
| 痛み | 出やすい | 出にくい |
| 作業 | きつい | 楽 |
ジムに通う理由
→ 家では続かないから
最低限やるべき部位
- 太もも
- 背中
- 腹
腕は不要です。
工場は脚と姿勢の仕事です。
サプリメントの効果
プロテインを摂ると
- 筋肉修復
- 疲労軽減
- 見た目改善
作業後に摂ると翌日の疲れが違います。
それでも無理な仕事
続かない作業の特徴
- 速いライン
- 前傾姿勢固定
- 重量物反復
- 夜勤
これは体力ではなく
仕事選びの問題です。
まとめ
50代で工場がきついのは
老化ではありません。
原因は3つ
- 回復力低下
- 関節負担
- 動き方
対策は4つ
- 力を抜く
- 足で持つ
- 呼吸
- 筋トレ
最後に
「体力がないから無理」ではありません。
20代のやり方を続けているから壊れるのです。
体の使い方を変えるだけで
同じ仕事でも楽になります。