「工場勤務って自分に向いてないかもしれない…」
工場で働いていると、一度はそう感じる瞬間があります。
私自身、20代から50代まで様々な工場や倉庫で働いてきました。
しかし、実際に働いてみて「これは向いてないな」と思った仕事も沢山あります。
逆に、「こういう仕事なら楽だな」と感じた現場もありました。
この記事では55歳の私が、
- 工場勤務が向いてないと感じた瞬間
- 無理だった仕事
- 逆に向いていた作業
- 50代で変わった考え方
を本音で解説します。
自分は工場勤務に向いてないと思った瞬間
27歳時に自動車部品の製造の町工場で働いた時です。
バーナーで溶接する匂いがキツくて頭が痛くて震えが来ました。
風のような症状で当初は原因がわかりませんでしたが、鉄を焼く匂いが原因でした。
工場というと単純作業をイメージする人も多いですが、実際は臭い・騒音・暑さなどもかなりきついです。
特に昔ながらの町工場は換気が悪い場所もあり、独特の金属臭が充満していました。
私はものづくり自体は嫌いではありません。
むしろ組み立てや製造などのものづくり作業は全然飽きないタイプです。
しかし、ライン作業やピッキング、仕分けは1ヶ月もやると飽きてきます。
現在、フィリップス倉庫で只管、医療機器をアルコールを付けた雑巾でクリーニングしてますが2ヶ月も毎日200個以上クリーニングすると飽きました。
昼食後は眠くて寝落ちばかりしてます。
単純作業は向いてないなと思いました。
また、酒工場やパイオニア工場はラインの流れ作業でした。
正確な時間は忘れてしまいましたが10秒ほどで作業を完了して次のラインの方へ流すからきつい。
気が抜けない、休めない。
トイレにも行けないので大変でした。
工場は昔ながらの気が短い親父が多いので良く怒られるし、注意されるのでウザい。
55歳にもなって小学生の頃のように怒られるのは気分良くないですから。
工場勤務が「向いてない」のではなく「合わない」だけの場合もある
工場勤務で辛い思いをすると、
「自分は工場に向いていないのかもしれない」
と思うことがあります。
私自身もそう感じたことは何度もあります。
しかし今振り返ると、「向いていない」のではなく、単純に「作業内容が合っていなかった」だけだったのではと思うことがあります。
点鼻薬検査やクリーニング作業は私には合わなかった
私の場合、特に合わなかったのが点鼻薬検査とフィリップスでの医療機器クリーニングでした。
点鼻薬検査では、一日4000本以上の点鼻薬ノズルを拡大鏡で見て、傷やバリがないか確認します。
フィリップスでは医療機器ケースをアルコールでひたすら磨く作業でした。
どちらにも共通していたのは、
- 同じ作業の繰り返し
- 座り作業
- 一日中ほぼ同じ姿勢
- 単調な作業
という点です。
最初の二週間くらいは覚えることがあるので飽きません。
しかし慣れてくると、段々眠気や疲労との戦いになってきました。
特に昼食後は強烈でした。
「またこの作業か…」
そんなことばかり考えるようになっていました。
逆に組み立てや図面を見る作業は楽しかった
逆に私が楽しいと思えた仕事もあります。
それは、
- 組み立て
- 図面を見る
- 工具を使う
- 一人で考えながら進める作業
です。
私は昔からものづくりが好きでした。
ただ決められた動作を繰り返すより、
「どう組み立てるか」
「次は何をするか」
を考える方が性に合っていました。
不思議なことに、こういう仕事は時間が過ぎるのも早く感じました。
合わない=能力不足ではない
工場で上手くいかないと、
「自分は仕事ができない」
と思ってしまうことがあります。
でも実際には、能力の問題ではなく相性の問題もかなり大きいと思います。
例えば魚が木登りできないからといって能力がないわけではありません。
場所が違うだけです。
私も点鼻薬検査は眠気との戦いでしたが、組み立てではそこまで苦痛を感じませんでした。
一人作業や考える作業は苦にならなかった
私の場合は一人作業も比較的好きでした。
誰かに急かされるより、自分のペースで考えながら作業する方が楽でした。
50代になると、人付き合いよりも静かに集中したい気持ちも強くなりました。
だから工場勤務が合わないと思っても、
「工場全部がダメ」
と決める必要はないと思います。
単純作業が苦手な人もいれば、逆に得意な人もいます。
大切なのは、
「向いていない」と決めつける前に、「何が合わなかったのか」を考えてみることかもしれません。
逆に向いていた工場作業
逆に向いていた仕事もあります。
デンソーテンの作業は一人でマイペースでカーナビのアップデート作業ができるので気が楽でした。
ノルマもありません。
私は一人用の作業机を与えられて黙々作業が向いてます。
やはり人によって向き不向きがあります。
私の場合、
- 一人作業
- マイペース
- ノルマ少ない
- 静か
- 座れる時間がある
こういう現場はかなり楽です。
逆に現在のフィリップスのような単調作業だときつい。
人と話すことは基本ないので煩わしさがなくいい。
組み立てなど一人で黙々と作業しているとあっという間に一日の作業が終わる感じです。
特に午前中の時間経過は早い。
これは工場勤務を続ける上でかなり重要だと思います。
「派遣は同期がいると楽?55歳が感じた孤独と人間関係のリアル」
この仕事は無理だった
工場や倉庫の仕事でも、「これは無理だ」と感じた仕事はありました。
まず夜勤。
夜勤は無理げ。
佐川で夜の7時から朝の7時の拘束12時間の実働11時間を経験しました。
日を跨いで起きているので二日分働いた感じがしてドッと疲れが出ます。
人間は夜、寝るようにできてます。
特に50代になると夜勤はかなりきついです。
生活リズムが崩れますし、体力回復もしません。
引越し作業も地獄だった
重量物といえば引越し。
36歳時に午前中だけグットウィルで働いたことがあります。
東松山駅でアリさんマークの作業員と待ち合わせして、制服を貸してもらいましたが着替えるところがなくて狭いトラックの運転席で着替えた記憶があります。
古びた5階建ての団地からの降ろし作業。
老夫婦が住んでいたので古い家具や荷物が沢山あり何回階段を往復したことか。
荷物をトラックまで運んだら5階までダッシュ。
死にそうでした。
七月中旬の暑い時期でよりきつかった。
2度とやりたくない。
Amazonのスピード作業も無理だった
スピード早いのはAmazonの倉庫での最終工程。
シップドックと言われる場所。
梱包された商品を地域別にカゴ車へ入れますが量が多すぎて捌ききれない。
荷物が上から降りてくるスピードが半端なく早いから大変でした。
地獄でした。
トイレへも行けないし、きつかった。
工場や倉庫は「単純作業だから楽」と思われがちですが、現実はかなりスピードを求められる現場もあります。
体育会系の職場も無理
体育会系はスロット台の親父社員。
ミスすると飛んで来て罵声を浴びせる。
親の仇くらいの勢いで怒る。
そこまで怒る必要が本当にあったのか今持って謎ですが。
この現場は常に監視されている感覚があり、精神的にかなり疲れました。
「工場派遣の人間関係はきつい?55歳が実際に感じたリアルを本音で解説」
続いた仕事の共通点
続いた仕事には共通点があります。
やはりデンソーテンです。
同期が3人いて話し安かった。
他の方は私たちが入社する約一週間前に入られた方なのでほぼ同期で気を遣うこと無く入れた。
また皆さん、未経験者なので気楽でした。
年齢層も20代から60代。
男女半々。
楽しかった。
トイレも自由に行けるし、一人で黙々と作業できるし、トイレは綺麗だし。
待機時間が二時間以上はザラにあった。
午前中、何もしなかったこともあったぐらいです。
時給は1900円で言うこと無しの仕事でした。
しかし、2ヶ月のみでしたので残念でした。
長期であれば間違い無くやってましたね。
結局、工場勤務は仕事内容だけではありません。
- 人間関係
- 年齢層
- トイレ自由度
- 空気感
- 待機時間
- ノルマ
こういう部分が非常に重要です。
50代になって変わったこと
50代になってかなり変わりました。
まず体力。
仕事が忙しくて大好きな筋トレの頻度は減るし、休むしで筋力と筋肉はかなり落ちました。
また、20代は仕事場での孤独が耐え難いものでしたが今は平気です。
てか一人の方が時間を自由に使えるから良い。
20代から群れることはありませんでした。
仲良い人と話すぐらい。
20代30代は希望条件を全て満たしていない案件はパスしてましたが、55歳にもなると優先順位をつけて妥協しないと仕事がないので辛い。
若い頃は残業が苦ではありませんでしたが今はきついのでしなくなった。
すると明日に響くし長い目で見れば体に無理しないほうが体調崩さないから休まない。
それに定時内に作業を終わらせようと頑張るので効率が良くなる。
「工場勤務のおじさんは浮く?55歳が実際に感じたリアルを本音で解説」
結論|工場勤務は向いてなくても割り切りが大事
結論として、工場勤務は向き不向きがあります。
しかし、生きていく以上はお金を稼がないといけない。
目的は稼ぐこと。
生きていかないといけないので。
なので長く働ける派遣先をチョイスしないとやめてしまい、お金がたまらない。
なので妥協も必要。
妥協しすぎるとこれまた無理が来て続かない。
私の場合は、時給が相場より安くてもいいが肉体的に楽な派遣先を選んでます。
なので通勤時間と時給は妥協しました。
50代になると、
- 高時給
- 楽
- 近い
- 人間関係良い
全てを満たす仕事は中々ありません。
だからこそ、自分が「何を優先するか」を決めることが大事だと思います。