「工場勤務って底辺なのかな……」
私は過去に何度かそう思ったことがあります。
少し前の私なら、この言葉を見るだけで嫌な気持ちになっていたかもしれません。
なぜなら実際に工場派遣として働いていたからです。
ネットを見ると、
- 工場勤務は誰でもできる
- 単純作業
- 将来性がない
- 底辺
こんな言葉が出てきます。
見ていて気持ちの良いものではありません。
ただ、実際に現場で働いてみると、外から見えるイメージとは違う部分もありました。
今回は55歳の私が実際に工場で働いて感じたことを本音で書いていきます。
工場勤務が底辺と言われる理由
私自身、働いていて「そう思われても仕方ないのかな」と感じたことがあります。
理由は大きく分けるといくつかあります。
誰にでもできる作業が多い
現場によりますが、私が経験した仕事には誰でもできそうに見える作業がありました。
例えば、
- 点鼻薬の検査
- 医療機器ケースのクリーニング
- ライン作業
もちろん実際には慣れや集中力が必要です。
ただ外から見ると、
「簡単そう」
に見えてしまいます。
代わりが効くと感じることがある
これも正直感じました。
今のフィリップスの現場もそうですが、辞める人が多いです。
そして辞めると、派遣会社が次の人をすぐ連れてきます。
すると段々こう思うようになります。
「自分じゃなくてもいいんだな」
「代わりはいくらでもいるんだな」
少し寂しい気持ちになります。
業績が悪くなると状況が変わる
派遣は景気や業績の影響を受けやすいです。
忙しい時は人を増やします。
でも暇になると逆です。
人員を減らします。
私も更新停止を経験しています。
派遣の更新されない前兆はある?55歳が実際に感じた変化と本音
その経験があるから余計に思います。
「いつまで働けるんだろう」
と。
時給・ボーナス・社会的信用
これも現実としてあります。
時給は決して高くありません。
ボーナスもありません。
社会的な信用も社員より低く感じることがあります。
これらが積み重なると、
「自分は底辺なのかな」
と考えてしまう人もいると思います。
実際に「工場勤務って底辺なのかな」と思った瞬間
私が実際にそう思った瞬間があります。
誰にでもできる作業ばかり。
代わりが効く使い捨て要員。
そんな感覚になった時です。
今のフィリップスの現場もそうですが、辞める人が多いです。
そして誰か辞めると、派遣会社が次の人をすぐ連れてきます。
もちろん会社としては普通のことです。
人が辞めたら補充する。
ただ現場で働いている側としては少し複雑です。
「自分がいなくなっても明日には代わりが来る」
そう思うと、何とも言えない気持ちになります。
さらに派遣は業績が悪くなると簡単に状況が変わります。
忙しい時は人手不足。
でも暇になれば人を減らす。
実際に私は更新停止も経験しています。
だから余計に感じました。
「いつまで働けるんだろう」
と。
時給も高くありません。
ボーナスもありません。
社会的な信用も社員より低く感じることがあります。
こういうことが積み重なると、
「工場勤務って底辺なのかな」
と考えてしまう人がいるのも分からなくはありません。
点鼻薬工場で感じた現実
以前働いていた点鼻薬工場で印象に残っている出来事があります。
20歳で入社した社員の方がいました。
その方の話を聞いて驚きました。
初任給が23万円。
さらに給料4ヶ月分のボーナスがあるそうです。
一方で当時の私は時給1,100円でした。
正社員と派遣を比べても意味がないことは分かっています。
でも正直、かなり複雑でした。
情けなくなりました。
「何やってるんだろうな」
そんなことも思いました。
ただ後から冷静に考えると、これは誰かのせいではありません。
自業自得なんです。
今まで自分が選択してきた結果です。
だから文句を言うことはできません。
でも比較すると精神的に辛くなることはありました。
逆に工場勤務で良かったと思ったこと
ここまで読むと、
「工場勤務は全部悪いのか」
と思われるかもしれません。
でも実際はそんなことはありません。
良かった部分もあります。
私が良かったと思うのは、
責任が比較的少ないことです。
派遣は責任ある仕事をしなくて済むので気が楽でした。
もちろん仕事は真面目にやります。
でも会社全体の責任まで背負うことはありません。
これが精神的にはかなり大きかったです。
社員になると、
- 管理
- 教育
- 数字
- 責任
色々増えます。
私はその辺りが苦手なので、正直気楽でした。
嫌だったら辞められる
これも派遣の良さだと思います。
もちろん簡単に辞めるのが良いという意味ではありません。
でもどうしても合わない現場はあります。
私も経験しました。
例えば、
- PCリユース 工場勤務ストレス…55歳が実際に感じた原因と対処法
- 確定申告コールセンター
- スロット検査
この辺りはかなりきつかったです。
もし社員だったら簡単には辞められなかったかもしれません。
55歳の今思うこと
今は少し考え方が変わりました。
昔は人と比較していました。
社員を見て落ち込んだこともありました。
給料を見て情けなくなったこともあります。
でも今は思います。
工場勤務だから底辺。
派遣だから底辺。
そういう単純な話ではないと思っています。
現場で実際に働いて分かりました。
工場勤務は決して楽ではありません。
集中力も必要です。
体力も必要です。
ミスも許されません。
人間関係もあります。
実際にやってみると簡単な仕事ではありませんでした。
まとめ
私は実際に工場勤務をしていて、
「底辺なのかな」
と思ったことがあります。
でも今思うのは、
工場勤務そのものが底辺なのではなく、将来不安や収入不安、派遣という立場がそう感じさせる部分も大きいのではないかと思います。
少なくとも私は現場で働いている人を見て、
「底辺だ」
と思ったことは一度もありません。
むしろ毎日黙々と働いている人を見ると、
凄いなと思うことの方が多かったです。